名工大生においしい就活情報をお届けする対談企画「山じいと楽しい仲間たち」。山じいが公私で交流のある様々なプロフェッショナルをお招きしてお話を伺います。
第一回のゲストは名工大生に言わずと知れたアイシン精機株式会社 の人事、小柳菜穂子さん。19新卒採用の準備真っ只中でお忙しい2月に、奇跡的にお時間を頂くことができました。前半は18新卒採用やアイシン精機の名工大生採用のこれまでについて伺います。
今春は22名の名工大生が入社
ーアイシン精機の18新卒採用について教えてください。
アイシン精機 小柳菜穂子(以下、小柳):売り手市場で人が集まらず、興味を持ってもらいにくい傾向がありましたが、ここ数年で築いた名工大での関係性やネットワークを基盤に、学内イベントやバスツアーに力を入れました。
キャリアサポートオフィス長 山下教授(以下、山じい):名工大での採用は順調ですよね。全体としてはどう?
小柳:18新卒は技術職を118名採用しましたよ。うち、名工大生も22名入社予定です。
山じい:18新卒~19新卒採用に変化はありますか?
小柳:そんなに大きな変化は感じないですね。でも全体的に時期が早まっている感じはありますね。
山じい:具体的にどんな採用活動をされてるの?アイシン精機さんは、最初の採用説明会だけ学内でして、あとはそちら(社内)でされるから、具体的には知らないんだ。しょっちゅう連絡は取り合ってるんだけど。
小柳:私たち仲良しですよね。笑 当社は夏のインターンシップでまずは会社を知ってもらうというのが大きいです。
山じい:夏はどこも大規模に実施されるよね。インターンシップが効果的なんだ?でも冬のインターンシップ、18新卒はしてなかったよね。19新卒はやったの?
小柳:やりました。冬のインターンシップは春~秋のプレ期で興味を持ってくれた学生含め、3/1前に会社を知ってもらう最後のチャンスなのですが、18新卒はそれができなくて、目標人数確保するのに時間がかかりました。
山じい:学生からしても行きたい子が全員夏のインターンシップに行けてるわけじゃないしね。夏はデンソーに行って冬はアイシン精機にも行って、みたいな選択肢もあるわけだ。18新卒の人材の質は落ちました?
小柳:時間はかかりましたが、質は維持して目標人数を確保しました。
山じい:やはりインターンシップは冬もやった方がいいんだね。
小柳:そうですね。同じ質の人材であっても会社の「理解度」や「愛着」が変わってくると思います。入社してからのモチベーションや納得感につながると思うので夏冬どちらかのインターンシップは是非経験して欲しいですね。
大手だって小さな学内イベントに出たいんです
ー小柳さんが名工大生の採用数を倍にしたと聞きました。
山じい:菜穂子さんが来るまで、アイシン精機は名工大生を10名くらいしか採ってなかった。
小柳:そうですね。採用数を増やせたのは、山下先生との出会いが全てです。先生と出会った当初、「アイシン精機さん採用何やってるの?名工大で人気無いけど大丈夫?」って採用人数のランキングとか事実を突きつけられ、「地元の企業なのになんで?」と、悔しかったのを覚えています。
なにくそって頑張っていたら先生も応援してくれました。今では一番の理解者です。具体的には、とにかく学内イベントに通って学生とたくさん話す。16新卒採用からは名工大ジョブマッチングシステムも導入しています。
山じい:こっちは、大企業に学内のイベント出てくださいなんて、恐れ多くて言えなかった。でも、話してみたら「あれ?色々やれるじゃん」て。
一緒に取り組み始めてからぐっと採用数が増えて、本当に嬉しい。上手に僕らを利用してくれてる。学生のWINが、アイシン精機のWINにもなってる。この頃は人気も安定して来たしね。
小柳:先輩がいるとやっぱり安心して選べるんだと思います。数年前、名工大生にとってのアイシン精機は「露出も少なくて先輩もいなさそう」でなんとなく敬遠されていました。採用数が増えて数年経ち、今では「先輩がいるから」と安心して選んでもらえるようになりました。ここ4年くらいで良い連鎖が生まれています。
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