名古屋工業大学の学内での業界研究会には、大きく分けて3種類ある。
一番小さい規模のものが『個社説明会』。読んで字のごとくだね。本学OB・OGが人事からの依頼を受けて来学し、自身の学科(研究室)を中心とした説明会を開らくパターンで、数は最も多い。
そして、逆に一番大掛かりなのは『大学専用の合同説明会』。例年3月にやっていた『企業研究セミナー』だね。会場の吹上ホールには、名工大生が大好きな400社が一堂に会す。これに出れば、リクナビやマイナビの開催する巨大な合同説明会に出る必要はないのさ。
そして、山じいが一番力を入れているのが、『くくり業界研究会』だ。近年では、ほぼほぼが名工大オリジナル企画である。
業界くくり(例えば、IT業界とか食品業界とか)や、大きなメーカーさんのサプライヤーチェーンくくり(例えば、デンソーグループとか、中電グループとか)、地域くくりといったものがある。これまで地域くくりは京都、三重、岐阜、岡崎、遠州などを開催してきた。
このくくり業界研究会は学生の参加人数にムラがあり、人気の無いものは、いつも胃の痛い思いをするんだ。山じいが心臓を患ったのも、きっとこの企画のせいではないかと踏んでいる。
平成19年にこの仕事を始めて以来、学生諸君の役に立てばと思い、数多のくくり業界研究会をやってきた。そして幾つもの不発セミナーの泣かされてきたんだ。
山じい