山じいが2007年にキャリアサポートオフィスを預かるようになってから、一番大きな変革は「ジョブマッチ型推薦制度」である。
リクナビやマイナビの勃興で工学部の就職担当教員(以下、就担)の役割が小さくなり、単なる仕分け屋さんになってしまった。
就担が司っていた「大学推薦」というシステムは「百害あって一利なし(ちょっと言いすぎ)」。効力を失って久しかったからね。
学生は大学推選を企業へ持って行っても「人物本位で採用します!」なんて言われて悔しい思いをしてきたわけさ!
そのくせ、推薦のリスク(合否が出るまで他社の内定を受けることができない)だけがしっかりと残っていたんだ。
だから、就活生が就担に相談に来なくなった。
これじゃあいけないと、山じいは2016の採用システム大変革の折に乗っかって、リクルーターや人事が事前面談を繰り返し、「この子ならうちにぴったり!」っという学生に推薦書を持って来させるというやり方を勧めたんだ。
どこでいつ、そのジョブマッチをするのかは各社さんの都合次第で、もちろん学科ごとのお作法にも乗っ取ってもらわないといけないので、各社、各学科で違った進め方になる。
しかし、はっきりしているのは、このジョブマッチ型推薦を出せば、余程のことがない限り、最終面接で落とされることがないという、従前の工学部推薦制度の復活なんだよ。
企業側からしても、こいつは!って学生が推薦証を持ってくるし、Win-Win-Win(指導教員からしても学生が素早く就活から解放される)なシステムなのさ。
山じい