先日開催した名工大ディナートークの中で、学生が名工大生の視点で企業の良さをまとめてキャッチコピーにするというミニワークを行いました。
参加者投票で一位になった企業さんにはこのブログで思いっきりPRしてもらう、そんな企画です。
本記事は名工大ディナートーク二日目の2018年11月6日(火)に優勝した総合素材メーカーAGC株式会社です。山崎さん!お願いします〜
高橋一生のCMでおなじみのAGCです
こんにちは。AGCの山崎です。名古屋工業大学大学院の未来材料創成工学専攻を2012年に修了し、入社7年目になります。
私が働いているAGCは昨年(2018年)の7月に社名を旭硝子からAGCに変更しました。理由はグローバル企業としてブランド名を統一し、もはやガラスだけの会社ではない総合素材メーカーとしてブランド力を向上させていくという狙いがあります。その一環として、高橋一生さんが出演する広告を出し、ブランド名の浸透に努めています。あさひ~がらすはAGC~♪のフレーズ、皆さんは聞いたことありますか?広告を見てAGCに興味を持った方はぜひ弊社のホームページも見てみてください。
転職できない?!AGC
先日参加した名工大のディナートークの中で、名工大生の皆さんとワークショップをしました。で、彼らの中から出てきたのがこの「転職できない」というフレーズです。
一瞬、転職しようと思っても辞めさせてくれない超ブラック企業なのかと思いますが、そんなことないです。転職が盛んなご時世だけど、AGCに入ったら、もう、転職したくなくなる。という意味だそうです。ありがたいですね。
さて、そのワークショップの優勝特典にせっかくこの場をいただいたので、私の自己紹介がてら、AGCという会社について個人的な意見を述べたいと思います。かなりぶっちゃけてるので後で修正するかもしれません、見るなら今のうちです。
奥さんは元名大病院のナース 私の経歴
では早速、自己紹介です。
入社7年目の31歳です。結婚して子供が3人います。大学院1年のときに名大病院の看護師さんだった奥さんと出会いました。去年、横浜に家を買いました。
履歴書的な紹介はこんな感じです。
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1987年 福井県で生まれる。AGCのCTOと同じ高校出身。
2012年 旭硝子株式会社 中央研究所に入る。(現在は7年目)
最初の部署は会社のメイン事業であるガラス材料技術ファンクションで、スマートフォンなどの画面に使われるカバーガラスの開発を行う。強いガラスを約3年間作っていました。
2016年 ライフサイエンスチームに異動
ガラス材料の部署にいたときからこっそりやっていたテーマが認められ、本務になりました。もともと大学では生体材料をやっていたので、バイオ系は好き。今はがん診断のための血液検査に使うデバイスを作っています。
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今の仕事は正直、楽しいです。これは本当。かなり自由に動けます。自分で考える範囲が非常に広いので、大変なこともありますが、やりがいは大きいです。
事業創造のためなら研究開発の業務領域を越えて
具体的には、研究所で次のAGCの事業の種を生み出しています。いわゆるゼロイチというやつです。
研究開発だけをやっているわけではなく、市場調査をし、プロトタイプを作ってマーケティングし、得られたニーズを開発に落とし込む。で、改良できたらそれを持ってまたマーケティングする。これの繰り返しです。展示会のパンフレットや販促品の準備も自分でするし、米国のお客様のところにも自分で行きます。もちろん、研究開発もやります。製造もします。特許が効果的なら出します。広報活動もします。研究開発は事業創出のための一つの手段で、目的の達成のためには割と何でもやります。やらせてくれます。たまにキャパオーバーになります。心を落ち着かせるためにツムツムします。1時間ぐらい経って、こんなことやってる場合じゃないと我に返ります。その繰り返しです。
そんな日々の業務の中で、私がAGCの良いと思った点、嫌だなと思った点を挙げます。
あ、ちなみに一言言っておきます。
「会社説明会は自社の良いとこしか言わないですよ」
もちろん、そこだけでも十分に魅力や雰囲気を感じることはできると思いますが、OB訪問なり、生の声を聴くことをお勧めします。
さて、それでは、私が見るAGCです。あくまでも、研究所にいる山崎個人の意見です。
AGCの良いところ※山崎個人の意見
①風通しが良い。いろんな会社に行くけど、この規模の会社の中では、圧倒的に良い。
・社長に会ったことない人が大企業にたくさんいるのが信じられなかった。
・AGCでは相手が誰でもさん付け。「島村社長」ではなく「島村さん」。
・学閥もないと思う。相手がどこ大出身とか聞いたことない。
・普段の業務でも若手がどんどん意見を言う。特に最近の若手はめちゃめちゃ言う。私もすごい言います。むしろ上司の方が気を遣っていて、ごめんなさいと思うときがあるくらい。
②成長できる。任される仕事の幅が広い。たまに成長を強制される。
・私の初めての海外出張は米国での展示会でしたが、まさか1人で行って設営からやるとは思わなかったです。参加が決まった翌日から、「じゃ、あとはよろしく」と言われ、現地と電話でやり取り。3割ぐらいしか聞き取れず、メールでフォロー。初めてばかりで苦労しましたが、いろいろ頑張った甲斐があり、展示会は大盛況でした。
・冒頭の自己紹介にある通り、割となんでもできる。そこにしっかりした理由と意思があるなら、できる。ただし、戦略の抜けを重箱の隅をつつくように指摘されるので、説明にかなり労力がいる。
・同僚もチャレンジ精神あふれる社員が多いので、刺激になる。
・上司も周りもけっこうサポートしてくれる。困ったときはお互い様精神。ただ、無責任に仕事を投げるような行為はダメ。自分が真摯に向き合っていることが大事。
③働きやすい。研究所だからなのかもしれないけど、極めて良い。このメリットがデカイ。
・毎日定時に帰ってます。残業しません。定時男子です。家族で取る夕食より大事な仕事なんて世の中にそうそうないと思っています。
・子供が3人いるので、突然の発熱でお休みがけっこうある。でも、有休やフレックスで柔軟に対応できる。これは本当にありがたい。
・在宅勤務などの制度が充実している。家にいるけど仕事はできるっていうときは在宅に切り替えたりしている。ただ、ネット環境にイライラすることが少なくない。
・ただし、上記は職場での信頼関係や自分の責任感が合って成立することです。逆に、自分が出勤してて、他の人が突然のお休みや帰宅なら、全力でフォローする。信頼関係の上に成り立つ制度です。
AGCの良くないところ※山崎個人の意見
①何をするにも手続きと承認がいる。
・いわゆる大企業病の一つ。「ルール」が多い。そのハンコって意味あるんですかと思う場面が多々ある。「それ、サインで良くない?」とか「システムで承認してるのにアナログのハンコっているの?」とか。まぁでも、そのうちかなり短縮できる。手段を飛ばすのではなく、どういう手順が最も効率が良いかわかってくる。
②リスクを重んじる。
・いわゆる大企業病の一つ。だいたいのことは利益よりリスクが先に目につく。AGCの看板に影響を与える判断なら慎重になるのもわかるが、そうでもないことでも慎重論が先行する。ここはロジックと熱意で突破するしかない。というのは最初のうちで、そのうち、味方を探しておくとか、あらかじめインプットして反応を伺うとかの根回しの重要性に気づく。これも作戦のうちですね。
③インフラがところどころヤバイ。
・研究所がボロい。世界シェア1位のガラスの研究所がこれかと思った。開かずの窓がある。開けたら二度と閉まらないので開かずの窓。開かずの扉もある。変形により、開けるのにテクニックがいる薬品個がある。鍵を入れる直前に扉を少し押して、鍵を回しつつ戻すというテクニックがいるため、むしろ開け方を知らないと鍵があっても開かないという安心の防犯設計。2019年に移転するので、皆さんが入る時期にはピカピカの新築らしいです。
さて、いかがだったでしょうか。少しでも興味を持たれたら、下記サイトに応募してみてください。OBとして、名工大生の皆さんをお待ちしています。
AGCは部門・職種別採用を行っています
こんにちは。採用担当の井手といいます。AGCでは部門・職種別採用を行っており、皆様とのマッチングを重視しています。そのため、採用活動の中でも工場見学、社員座談会を多く取り入れ、皆様に生のAGCを知っていただけるよう工夫しています。ぜひ、エントリーして社員の生の声を聴いてみてください!
今回は研究所のお話がメインでしたが、AGCでは工場での機械設計、メンテナンス、改良や製造エンジニアでも工学系の方が多数活躍しています。募集職種の詳細についてはホームページでご確認ください。
興味のある方はぜひAGCを見に来てください! お待ちしています。
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AGCは今年で創立112周年を迎えます。グローバルで事業展開する総合素材メーカーとして今後も世界中の人々の暮らしに貢献していきます。
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山崎さん、良いところもそうではないところもご紹介いただきありがとうございました。他では聞けない貴重な内容でした。
私が一番気になったのは、どうやって名大病院の看護師さんと知り合ったのか。。。
名工大生が作ったキャッチコピー「転職 できない」=「転職したいと思わない」AGCとは一体どんな会社なのか?ぜひ皆さんもAGCの方と話せる機会を見つけて聞いてみてください。
行動あるのみ!現役名工大生よ!頑張れ!
つかっちゃん