山じい完全ウォッチング

名工大生の就活に必要な情報を発信中。名古屋工業大学キャリアサポートオフィス長 山下教授に完全密着。Presented by welcomes inc

ワクワクを追求する3次元のギミック設計|おもろい企業 足立ライト工業所(前編)

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『おもろい企業探索ツアー』第8回は足立ライト工業所
このシリーズは名古屋工業大学に縁のある企業を訪問して社長や役員、名工大卒業生に話を聞き、山じいの視点からその魅力に迫るという企画です。前編をどうぞ。

名工大生の娯楽昔話

名工大生の中で今パチンコ・パチスロにはまっている学生はどれだけいるだろうか?
今回訪問したのは、そのパチンコ台の部品を作っている業界のトップサプライヤー、足立ライト工業所である。

山じいが学生の頃の大学生の娯楽はマージャンが一番人気で、当時は学科ごとにひいきの雀荘曙通りや郡道の各所にあった。
面子が足りないと、授業中の教室でもお呼びがかかって引きずり込まれ、まじめに授業を受けていた山じいもしばしば参加してカモにされ、負け分を授業ノートで支払うという流れがあった。

名工大のマージャン文化は当時かなり有名で、かの大学受験情報誌「赤本」の紹介欄にまで雀荘が沢山あるという話が出ていたほどである。

マージャンの次に幅を利かせていた娯楽がパチンコだった。

名工大に入学したらまず曙通り2丁目交差点のパチンコ店「モナミ」に行き、台の前に座って煙草を一服!!
それが名工大に入学した者の通過儀礼だったのである。

クラスの約半分はパチンコにハマっていて(スマホも無ければPCもテレビゲームも無い時代、当然と言えば当然)、真剣にパチプロを目指して大学を中退するヤツまで居たもんだ。
それほどまでに当時は学生の、いや大衆の心を鷲摑みにしていたのがパチンコなのである。

 

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勉強のために何度かパチンコ店を訪れたが、平日休日問わずいつも賑わっていた。(著作権によりパチンコ台にモザイクをかけています。)

知ってた?愛知県はパチンコの聖地

ところがかのモナミは遠い昔に閉店し、鶴舞駅近辺のパチンコ屋もいつの間にか無くなった。

ググれば直ぐ分かる通り、パチンコ人口は1995年頃をピークに今では当時の1/3となり店舗数も半分に減っている。
そんな業界のサプライヤーである足立ライト工業所がどうして「おもろい企業」なのか?
最近の山じいがパチンコにはまっているのか?取材先が無くなったのか?いやいやそういうことではない。

発祥の地とか聖地と呼ばれることもあるように、有名パチンコメーカーがひしめくここ愛知県においてアミューズメント産業は大きな存在感を持つ業界なんだ。

 

郊外へ出ればパチンコ>コンビニ

話はそれるが、山じいの趣味は街道歩き。
この夏も北海道を200Kmほど5日間掛けて歩いて来たんだわ。
雄大な北海道を歩くのは、さぞかし気持ち良いですよね?って聞かれるんだけど、北海道ほど歩くのに不適な土地は無いと日本縦断を目指して全国を歩き回っている山じいは実感している。
何せ景色が単調(ま、これを雄大と言うんだろうけれども)、そして人口密度が低いのでコンビニが本当に少ないんだ。
今回も長万部から八雲までの30km間に八百屋さんが一軒あっただけで、コンビニはゼロ。まぁ辛かったこと…。

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歩いても歩いても景色の変わらない北海道。

でも横を走っているJR函館本線の駅の近くには必ず大きなパチンコ店があるんだな。
全国を歩いていると、田舎に行けば行くほど必ずパチンコ店があって地元のおじちゃんやおばちゃんの社交場になっている。
さすがにお客さんの年齢は相当高いし、喫煙率もめちゃ高いんだけど、パチンコ・スロットを生活の一部として楽しみにしている人が大勢いることも確かなんだよ。
つまりパチンコ店は無くならない、いやここからもっと発展する可能性もあると山じいは思ったね。
パチンコ業界は客層を広げられる可能性を秘めている。
ゲーム好きな名工大生のエネルギーや好奇心・技術力を存分に活かせるフィールドなんだ。

 

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数十年ぶりに訪れたパチンコ店で進化に驚く山じい(著作権によりパチンコ台にモザイクをかけています。)

面白い仕掛けを考えるポジション

では話を戻して、業界における足立ライト工業所の立ち位置について説明しよう。
パチンコ業界には「パチンコ店の経営」、「パチンコ台メーカー」そしてその「パチンコ台の部品のサプライヤー」があって、自動車業界でいえば「ディーラー」、「四輪車メーカー」、「自動車部品サプライヤー」と置き換えると分かりやすいだろう。

足立ライト工業所は、パチンコ台のサプライヤーとしては国内3大メーカーのうちの一社で、いろんな分野でトップシェアを握っている。

だから、自動車産業でいえば、デンソーみたいな立ち位置と言えるんじゃないかな。
もちろんパチンコ業界は自動車産業ほど巨大じゃないし、開発したパーツの全てを社内で生産しているわけではないので会社の規模はそこまで大きくないけど、やれることはデンソーだと想像してもらえれば良い。

知っている人なら分かると思うが、パチンコ台は新製品が頻繁にリリースされる。
お客さんに飽きられないように次から次へと新しい台を入れ替えるんだ。
だからパチンコ台メーカーでは、企画開発→デザイン→設計→製造の開発サイクルが異様な速さで回っている。

足立ライト工業所は部品の供給だけでなく、パチンコメーカーへ提案型の研究開発も行っており、パチンコの面白さの大元を考えている会社でもあるんだ。

 

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採用の田口さんから簡単な会社紹介を聞いただけでパチンコ業界のイメージが変わった。娯楽産業の仕組みと可能性を知りワクワク。

店舗は減っても生産台数は増えている

更に経営面も非常に優秀なんだ。
他業種のモノづくり企業と比べると利益率が高く、自己資本率は約90%の超安定企業だよ。

確かにパチンコ店の数は最盛期の半分にまで落ち込んでいるけど、パチンコ台の生産数はそれほど減ってないそうだ。
ということは、パチンコ店が集約されて一店舗あたりが巨大化していることが伺われる。
サプライヤーのトップを自負する足立ライト工業所は従業員一人当たりの売り上げが1億円を超えるんだって。
これは凄いね。まさに開発提案型のメーカーである所以と言えるね。

 

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足立一夫社長の弟で採用担当の足立吉正部長

オモシロければ全て良し 全力で楽しむのが仕事

採用を担当する足立部長は、「パチンコの開発は自動車と違って、いかに開発する人間がワクワクして楽しめるかということが大事で、ここが絶対的に自動車の開発製造とは違うところ」と言っていた。

車の開発は、機能性に加えて安全性や環境対応や価格など制約がたくさんある。

その点パチンコは自由自在。
人の命の安全対策を考える必要はなく、耐久性や生産性をシビアに突き詰めなくて良い。
動画を見たりおもちゃを触ったりと仕事中に遊ぶことはむしろ推奨されていて、面白い企画が提案できればそれでいいそうだよ。
この会社のeゲーム業界との違いは、人々を楽しませるコンテンツをバーチャルではなく三次元のパチンコ台(役モノ)で具現化しているところなんだ。そこが面白いんだよ。 

 

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企画書サンプルを見せていただいた。

令和のパチンコ台はギミック満載

パチンコ台のサプライヤーって一体、何をどう作っているのだろうか?
取材に伺うまでは良く分かっていなかった。
というより、山じいは完全に勘違いしていたのよ。パチンコ台自身を理解できていなかったんだな。
30年以上パチンコ屋に行ってなかったので、パチンコ台と言えば釘が打ってある穴の開いた台で、真ん中のテレビ画面で映像が流れるぐらいのイメージだったのさ。
・・・・ところが大間違いだったわ・・・この図を見てくれ。

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これは足立ライト工業所の開発の流れを図解したものだ。
真ん中がパチンコ台であることは分かるかな?
この台全ての部品を設計してパチンコ台を作り上げていくんだ。

小牧にある本社ビルにはほぼ全ての部署が集約されており、開発の上流工程はその中の企画デザイン・機械設計・電子設計・試作の4つの部署で進められる。

企画デザインでは、コンセプトに基づいて台の仕掛けの概要を考える。それをまずは手書きの絵コンテにしてから、CADに落とし込み、3DCGで形にするところまでをやるんだ。
機械設計では、企画の考えた台の仕掛けを現実に動かすための機械設計を行い、実際の動きに落とし込んでいくんだね。例えば、「大当たり」が出たら、台から怪獣が飛び出してくるとかね、もう本当に3次元ゲームだよ、今のパチンコは。
電子設計では、上記の機械動作を操る電子基板の設計やイルミネーションをゲームに同期させるようなシステム構築やら、素人の山じいでも結構ワクワクするようなモノづくりをしている。
試作は、それらの仕掛けを試作品としてリアルな形にする仕事で、試作室ではプラスチックの加工機械や、大型工作機械、3Dプリンターなどが所狭しと並び稼働していた。

 

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商品サイクルの早さはチャンスの多さ

何より一番足立ライト工業所の仕事をおもろくさせているのが、パチンコ台の寿命の短さ。
すぐに壊れてしまうというわけではない。実に短いサイクルで店舗は台を入れ替えていくんだ。
パチンコやる人は「新台入れ替え」って知ってると思うけど、この新台入れ替えって人気店では2週間に一度ぐらいあるんだってさ。こりゃメーカー側も忙しいわけだ。

さらには2020年から法律改正でパチンコ台の出玉のシステムが変更になるので(出玉規制)これから数年で大掛かりな入れ替えがあり、とんでもなく忙しくなるそうだ。

どう?見る目が変ったでしょ?
パチンコ台サプライヤーのトップメーカー、足立ライト工業所が「おもろい企業」だってことが分かってきたでしょ!?

後編では名工大OBと採用担当者の話を通して足立ライト工業所をさらに深堀りする。

 

山じい

 

後編はこちら〜

blog.nityamakei.com

 

1DAYインターンシップのご案内

制御や機構設計の奥深さとアイデアを具現化する面白さ体感インターン
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インターンシップ終了後に懇親食事会(無料)も開催予定。

日程 11/30(土)・12/21(土)
時間 10:00~17:30
会場 イオンコンパス名古屋笹島会議室 Room A

詳しくはマイナビをご覧ください。
(株)足立ライト工業所のインターンシップ | マイナビ2021

 

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株式会社足立ライト工業所

1954年に名古屋市千種区で創業したパチンコ部品メーカー。研究開発から設計・製造までを担う業界大手サプライヤーで、多くのヒット機種を生み出してきたアミューズメント業界の雄。常に新しい製品が求められる回転の早い市場において、機械設計・電子設計・デザイン部門が高度に連携しアイディアを形にできるのが強み。人々のワクワクを生み出す遊技機づくりは、ゲーム好き・構造好きの探究心を活かせる魅力的なフィールド。

 

 

 

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