山じい完全ウォッチング

名工大生の就活に必要な情報を発信中。名古屋工業大学キャリアサポートオフィス長 山下教授に完全密着。Presented by welcomes inc

“竹本油脂”

竹本油脂 300年の歴史、化学で拓く未来|徒労会通信 特別編#1

f:id:idworks:20190816094303j:plain

蒲郡の超優良企業 竹本油脂

梅雨の晴れ間に蒲郡にある竹本油脂をお邪魔してきた。
みんな竹本油脂って知ってますか?
蒲郡の人で知らない人はいないだろうけど、お母さん方はみんな知っているよ。
マルホンという美味しいごま油が有名な会社で、食品だけでなく多分野に渡る化学製品を展開している化学メーカー。
JR蒲郡駅の目の前に本社ビルと工場を構える三河の優良企業の一つなんだ。

創業は1725年で、なんとあの暴れん坊将軍 徳川吉宗候の御代から商いをしてるんだよ。
創業時はもう少し豊橋寄りの土地で燈明(とうみょう)用の菜種・綿実油を作っていた。
大正初期に入り電燈が普及し燈明油の消費が減り始めた頃、搾油のノウハウを活かしてより付加価値の高いごま油作りに変遷し、さらに1935年からは油をケン化して作った界面活性剤(そう、石鹸の元だよ)を製造するようになった。
今では繊維や食品、農薬用の界面活性剤のメーカーとして世界に名を馳せている。

現在の主力製品は胡麻油ではないけれど本学内で実施している徒労会の食料品業界研究セミナーには毎年参加している。
徒労会の懇親会にはいつも純正胡麻ラー油を持ってきてもらってるんだけど、美味いよぉ~!!

 

f:id:idworks:20190805184718j:plain

https://www.takemoto.co.jp/recruit/products/ より引用

40年来のお付き合い 竹本油脂とのご縁

竹本油脂と山じい研究室の関係には長い歴史がある。
山じいが研究室に入る前から竹本油脂は就職先の有力候補の一つだったし、今でも教え子が6名働いている。
すごく縁のある会社さんなんだ。

取締役生産本部長である皆藤(みなふじ)君は山じいの二つ下で、山じいが助手になった当時(M1時)初めて後輩の指導担当をしたのが彼だったんだ。

ま、教え子という関係ではなく仲の良い先輩後輩という関係なんだけどね。

そのくらい特別な会社だったんだけど、ここ十数年研究室OBを送り込めておらず気になっていたんだ。
というよりも名工大からあまり採用できない時期が続いたのよ。

ところが採用担当者が小木曽さんになってから状況が一変。
山じいの研究室へ頻繁に顔を出してくれるようになり、徒労会の中心メンバーとしても協力してもらっているここ数年は2〜3名の採用に繋がっている。

さらに2020年春には山じいの関連研究室から1名就職予定。V字回復だね。

 

f:id:idworks:20190805184216p:plain

初めての蒲郡駅

で、「あれ??山じいはまだ一度も竹本油脂さんにお邪魔したことが無いぞ?というかJR蒲郡駅で降りたこともないや。これは行ってみないといけない。」ということになり小木曽さんにお願いをして今回の見学が急遽決まったんだよ。

取材当日、生まれて初めてJR蒲郡駅に降り立ちビックリ・・(@_@;)・・・・

蒲郡駅って竹本油脂のための駅???ってぐらい、駅前にでーんと本社ビル&工場がそびえ立っていた。

あの村田製作所の最寄駅であるJR京都線長岡京駅みたいな感じだったのね。
そりゃそうだわね、江戸時代中期からこの地域の名主だったんだもの。
後になってJRが敷かれ、蒲郡駅が竹本家の敷地内に出来たんだろうね。

 

f:id:idworks:20190805172234j:plain

左から皆藤生産本部長と富田総務部長

出世する名工大生の共通点はコミュ力・頼る力

まずは本社ビルの会議室で我が盟友取締役生産本部長 皆藤君と再会した。

「いやいやーお久しぶりです!!」っといっても、毎年の研究室のOB会には顔を出してくれているので、そうでもないんだけどね。

でも会社で見るといやぁー偉くなったなぁMaz!(皆藤君のニックネーム、顔が映画の大魔神のように怖い顔になるから)

入社以来21年間界面活性剤の研究開発に打ち込み、その力を買われて新規プロジェクトのリーダーとして鹿島工場の工場長を任された。
その折に東日本大震災を被災。
震災復旧に力を発揮した後、本社工場長を歴任し今に至る。
すげー出世だよな。
オーナーを除けばこの会社のナンバー3だよ!僕の後輩が!

名工大OBでこうやって会社のトップ層にいる奴はたくさんいるけど、共通して言えることは(一つのこだわりは持っているものの)周りと上手にやっていける・周りを上手に使える人だね。

 

f:id:idworks:20190805173037j:plain

左から総務部牧原さん、小木曽さん、亀田さん

名古屋大学での採用は順調だったけれど...

先にも書いたが竹本油脂は過去数年間名工大生の採用に苦戦していた。

ところがこのメンバーが採用担当になり山じいとあれこれとやり始めたことで毎年2〜3名が入社するようになったんだ。

中でも採用チームを引っ張る小木曽さんのパワーは山じいも舌を巻くほどで、10名程度の理系技術者採用枠の内訳は名工大から3名、名大の工・理・農からそれぞれ2名づつでほぼほぼ打ち止めぇ~!!!が出来ているんです。
すんごくないかあ??

元々、竹本油脂は名古屋大学での採用は順調で小木曽さんも亀田さんも名大出身者。

苦戦していた頃は名工大内でのリクルーター個別説明会や奨学金制度などあれこれ工夫して取り組んでいたが、形だけに終わってしまっていたんだ。

 

山じいの知恵と小木曽さんの馬力で返り咲き

そこで小木曽さんと一緒に考えて、とにかく名工大生にリーチすることを考えた。

まずは徒労会に入りインターンシップも積極的に開催して名工大生に接触する機会を増やしてもらった。
さらには学内で山じいが開催している化学のやれる企業研究会や、食品業界研究会などを仕切ってもらうことで、コンスタントに小木曽さんと名工大生がコンタクトできるようになった結果、この実績に至っている。

堅い竹本油脂の名工大生採用スキームがこうやって出来上がったんだ。

名工大生よ、小木曽さんに全員敬礼!!だね。

 

f:id:idworks:20190805175315j:plain

事業展開が上手い!竹本油脂は立派な化学メーカー

総務部の亀田さんに竹本油脂を詳しくレクチャーしてもらった。

この会社の事はよく知っているつもりだったんだけど、色々と知らなかったことに改めて気づいた。

まずはごま油の売り上げは総売上の1割で「ごま油屋ではない」ということ。

新卒の理系学生をごま油の研究部署に入れる事は珍しい。
だから小木曽さんはいつも竹本油脂を食品ではなく、機能性界面活性剤のメーカーとしてPRするんだわ。
ごま油の竹本油脂って言うと小木曽さん、嫌がっていたもんね。データを改めて見て納得。

 

f:id:idworks:20190819181538j:plain

もう一つ驚いたのが、一人当たりの売上高なんだ。

なんと1.19億円/人(2018年)なんだよねビックリ!!
国内化学トップメーカーであるK社ですら0.45億円/人(2018)なんだよ。
利益率が群を抜いて高い優良な会社なんだね。

会社概要を聞いた後は蒲郡港に展開されている工場群を見て回り蒲郡を席巻しているなぁ竹本油脂~感を満喫。
構内に3工場あるうちの一つ大島工場内にも案内してもらい、たくさんの反応釜が並んでいる風景は壮観だった。

 

f:id:idworks:20190805180420j:plain

名工大OB・OG、左から樋江井さん、土本さん、安江さん

習熟した技術者が営業へ異動するユニークな人材配置設計

最後に山下研のOB達に会うために研究開発拠点を訪れた。

安江くん(写真右端)は1995年に入社し、15年間農薬系の界面活性剤研究開発に携わった後、技術営業部へ異動し今では課長級。

この技術営業部は竹本油脂の特徴的なシステムで、開発・技術畑でキャリアを積んだエンジニアが技術営業部へ異動し、これまで自分で作った商品を自分で売るという仕組み。
技術営業に文系出身者は一人もいないそうだよ。

ジョブローテというよりは竹本油脂の研究者のキャリアパスの一つとなっているんだ。

以前から技術営業部の話は聞いていて、「研究から営業に回されて不満は無いのだろうか?」と心配していたんだけど今回はその実態を初めてこの目で確認出来た。

本社ビルはフロアごとに事業部が分かれているのだが、研究室と技術営業部は1フロアに入っていた。
研究開発を極めた人が直接技術営業として自分の製品を売り込みユーザーへ届ける。
そしてユーザーのニーズを技術者として拾い集めて開発現場に戻す。
とても合理的なシステムで、他社の仕事経験のためのジョブローテとはだいぶ異なるように思えるよ。

開発から営業に飛ばされて腐ってるんじゃないかと心配していても、竹本油脂で働くOBはみんな元気でやる気満々なのがよく理解できた。
やっぱり会社を実際に見てみるべきだね。安江頑張れ!目指せ工場長!

 

f:id:idworks:20190805184511j:plain

女性も安心して働き続けられる

土本さん(写真中央)は学生団体就職サポーター(就サポ)出身で学生当時山じいのお手伝いをしてくれていた。
学部卒で竹本油脂へ入社し、今は研究補助という役割で開発に携わっている。

竹本油脂は院生しか研究職採用しないが、学部卒に関しては研究補助職という立場で開発に携わることのできる職種があるんだ。
研究開発に携わりながらも自分のライフイベントに合わせた人生設計ができる働き方で人気なんだよ。
人それぞれの働き方が選べるのが魅力だね。

 

f:id:idworks:20190805184614p:plain

https://www.takemoto.co.jp/recruit/about/welfare.php より引用


こんなダイバーシティーが確立されているのが竹本油脂なんだよ。
どう、名工大化学系の女性諸君。
選択肢は多い方が良いよね。
もちろん竹本油脂には研究開発総合職の女性技術者もたくさんいるよ。
もちろん院卒だけどね。
それよりも土本~!!はよ結婚せいよ!!(セクハラ〜)

山じい

 

 

f:id:idworks:20190822150643j:plain

 

2021向け竹本油脂 採用サイト

www.takemoto.co.jp

 

インターンシップ情報
1DAY  竹本油脂(株)のインターンシップ | マイナビ2021

 

 

徒労会通信 

“筒井工業”

“名張製作所”

“関ヶ原製作所”

“槌屋”

“日東工業”

“豊田自動織機ITソリューションズ”