名工大の企業研究セミナーを今風に言えば「日本最大級学内企業合同説明会」である。
なんたって、この産業集積地、東海地区に数多ある超大型メーカを多数含んだ名工大生LOVEな400社が、大学裏にある吹上ホールに集まってくださるのだ。
大手情報企業が開催する大規模な合同企業説明会の名工大版だが、内容は全く違う。なんせ、あの広い吹上ホールに集まる学生(2日間で累計2000人超)は全て名工大生なのだ。何処の誰が来ているのか分からない巨大合説とはわけが違うのだ。
各日200社を業界毎にエリア分けしてブース配置し、朝10時から17時まで、7時間フル稼働。そして学生の胸には所属学科と研究テーマの判るシールを張らせ、何処の何者ってクリアにさせているんだ。採用側のやる気変わるよね。
さらに会場の真ん中には休憩所の風をした学生の狩場を用意してあるんだ。
普通、合同企業説明会では、自社ブース外での集客作業はご法度で、少しでもはみ出すと運営会社から注意される。
しかし、本学企業研究セミナーでは客が来ないからとブースで寂しそうにチンマリしていると、山じいから喝を入れられるばかりでなく、暇ならば積極的に先の狩場へ自社パンフ持参で出かけるようそそのかされるのだ。
そんな風に、うちの企業研究セミナーは何にしても、企業も学生も積極的に動くことを強要される厄介な合説なんだよね。学生には「積極的に」ってよく言うことだけど、人事採用もガッツリ動け!!っていうことになるんだよ、名工大では。
山じい